操上和美が撮影した巨匠ロバート・フランク
操上和美「April」
5月15日からタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムにて、操上和美個展「April」が始まる。本展は、20世紀写真の巨星、ロバート・フランク(1924~2019)の姿をフィルムに収めた作品群を収録した同名写真集の刊行に合わせての開催となる。
1960年より本格的に写真を始め、その後半世紀以上にわたって、時代を象徴する鋭い映像表現で広告界を牽引してきた操上。1992年に雑誌『SWITCH』の特集で、フランクのニューヨークにあるアトリエとノヴァスコシアの別荘への旅の中で撮影。そのセッションは、やがて互いの精神世界をなぞるような繊細なやりとりに変わった。そして父親の逝去の後、操上は自身の故郷である富良野への旅にフランクを誘い、1994年4月に2人は北海道へと赴いた。
本展では、2人の写真家の邂逅から北海道・富良野への旅に至る1992~1994年の間に撮影された写真群より、22点が展示される。
操上和美「April」 | |
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5月15日(金)~6月20日(土) タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム 12時~19時 定休日:日曜日・月曜日・祝日 ◆お問い合わせ→ タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム 03-5575-5004 |
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