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働く“意味”が伝わる!採用広告のクリエイティブ

「挑戦する姿勢」を伝える「ヤバい」メッセージとWebサイト

ファミリーマート

ファミリーマートが今年の採用サイトに掲げたメッセージは、「最近のファミマはヤバい。」。採用メッセージとしては異例の言葉を使った理由とは?

ファミマの採用サイト。トップページは、カーソルを置く度に、ファミチキ先輩が増えていく。コンテンツのタイトルもすべて「◯◯がヤバい。」となっている。
Web制作:マイナビ

人事部で考えた採用メッセージ

ファミリーマート(以下 ファミマ)は今年、採用メッセージを昨年の「今日も、誰かの、そばにいる仕事。」から大幅に変更している。その背景について同社人事部 山内順子さんは「弊社には商品開発や物流など、さまざまな職種がありますが、昨年のキャッチフレーズは店舗勤務のイメージが強い印象でした。またインパクトも薄く、おとなしい印象なので、学生に刺さってないと感じていました」と話す。

さらに、「お客様の期待を超えよう」「挑戦を楽しもう」など、"挑戦"を全面に打ち出している基本理念との乖離も懸念点だったという。「今年は自主性のある、尖った人材にも出会いたいという思いもあり、採用メッセージの軸を"挑戦"としました。そして、ファミマが変わってきている、新しいことをやっていることを打ち出していきたいと思ったんです」。

今年掲げた採用メッセージは、「最近のファミマはヤバい。」だ。これは人事部が考えた言葉だという。「最初はコピーライターに依頼したのですが、社長の澤田貴司から"狙いすぎ、伝わらない"と強烈なダメ出しを受けて、人事部で考えるように指示を受けたんです」。コピーを書いたことがなかった山内さんは、コピーライティングの本を読んで一から勉強。苦戦するも、澤田社長が常日頃から掲げている課題と発信している言葉が突破口になったと振り返る。

「2016年に外部から来た澤田は、堅くて真面目な社員が多いファミマを面白く変えていきたいという課題を持っていました。また、学生対象の講演会で"ファミマはヤバい!"とよく言っていたんです。そのため、ファミマが変革していくことを"ヤバい"という言葉で、学生にはストレートに伝えられると思って提案しました」。

当初は「ヤバい」という言葉に対して社内では反対意見もあったが、澤田社長はゴーサインを出したという。「正直に言えば、今のファミマはまだそこまでヤバくなりきれてないのですが、変革を進めていることはどうしても伝えたかった。採用ではインパクトのあるメッセージを出して、学生たちを引き付けていくことも大事です。そう考えて、これからヤバくなっていく入り口として、このメッセージを掲げることにしました」。

採用コミュニケーションは、Webサイトメインで展開し、サイトのデザインやコンテンツも昨年から大幅に変更している。「昨年は色使いやデザインがおとなしいサイトでしたが、今年はトップにファミチキ先輩がいてカーソルを置くと増殖する …

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