いま注目の3人のグラフィックデザイナー
JAGDA新人賞展2016 上西祐理・川上恵莉子・村上雅士
毎年、日本グラフィックデザイナー協会(略称JAGDA)による年鑑『Graphic Design in Japan』出品者の中から、今後の活躍が期待される有望なグラフィックデザイナー(39歳以下)に贈られる「JAGDA新人賞」。この賞は1983年来、デザイナーの登竜門として、いまや第一線で活躍する101名のデザイナーを輩出。デザイン・広告関係者の注目を集めている。
34回目となる今年は、新人賞対象者169名の中から厳正な選考の結果、上西祐理(電通)、川上恵莉子(DRAFT)、村上雅士(emuni)の3名が選ばれた。3名の受賞作品および近作を紹介する「JAGDA新人賞展2016 上西祐理・川上恵莉子・村上雅士」が、6月7日よりクリエイションギャラリーG8で開催される。
本展では、「世界卓球 2015」、「森永製菓 太田雄貴杯」などのポスターを制作した上西、丸松製茶場「san grams」のブランディング、D-BROSのカレンダーなどを手がける川上、そして「THE ROASTERS AND THE STAND」のパッケージ、個展告知ポスター「LOADING」などを制作する村上という、個性が際立つ3名のポスター、小型グラフィックを中心に展示が行なわれる。
会期中の6月27日にはトークショーを開催。受賞者3名に加え、服部一成さんが登壇する。なお、本展は東京での開催後、平和紙業 ペーパーボイス大阪(7月8日夜にプレイベント予定)ほか、滋賀、新潟、愛知、静岡を巡回を予定している。
JAGDA新人賞展2016 上西祐理・川上恵莉子・村上雅士 | |
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6月7日~7月1日 クリエイションギャラリーG8 11時~19時 休館:日曜・祝日 入場無料 ◆問い合わせ→03-6835-2260 クリエイションギャラリーG8 |
訪日外国人向けサイトの「やさしい日本語版」が受賞
第3回「広告業界の若手が選ぶ、コミュニケーション大賞」結果発表
今年3回目を迎える、「広告業界の若手が選ぶ、コミュニケーション大賞-Innovative Communication Award-」の結果が発表された。本賞は「人が動く仕掛け」が含まれるコミュニケーションを対象とし、他薦もOKにしているのが特色。JAAA会員各社の若手社員20名が運営および審査を行った。
応募総数144件の中から、大賞に選ばれたのは、訪日外国人向けのWebメディア「訪日メディア MATCHA やさしい日本語版」。言語選択に「やさしい日本語」が用意されており、選択すると簡単な語彙や文法を用い、すべての漢字にふりがなを振り、文節ごとに分かち書きをした日本語で記事が表示される。「日本の文化を日本語と共に学びたいという人々に対して、貴重な教材としての役割を果たし、日本好きなリピーター育成という課題にも挑戦している」と評価された。
受賞作品
- 「訪日メディアMATCHA やさしい日本語版」(01)(MATCHA)
- 「SHARE VILLAGE」(kedama)
- 「HALLOWEEN&TOKYO」(東京都、東京都観光財団、博報堂ほか)
- 「世界ゆるスポーツ協会」 …