オシャレの一環で気軽に社会貢献できる
フンボルトペンギン、アムールヒョウ、ホッキョクグマ…およそ20種類の動物柄を図案化したネイルの中から好きなデザインを選び、施術を受ける。できあがったネイルは「#Donail」のハッシュタグで友人にシェア。施術代の一部が寄付になり、野生動物の保護や環境保全活動の資金として使われる――そんな社会貢献とネイルを結びつけたプロジェクト「Donail(ドネイル)=Donation(寄付)×Nail(ネイル)」が広がりを見せている。考案したのは、アサツー ディ・ケイの有志チーム3人だ。
「さまざまな切り口の社会貢献プロジェクトが存在する中で、もっと身近に、気軽にできるような、新しい切り口が考案できないかと考えていました。日本はネイル大国だと言われます。そこで、ネイルをメディアとして見たときにチャンスがあるのでは?と考えて生まれたのがDonailです」とメンバーは語る。ネイルの企画だが、チーム3人は全員男性。ネイルの知識はほぼゼロ。一から勉強しながら企画を組み立てていったという。
絶滅のおそれのある野生動物をまとめた「レッドリスト」のうち、危機ランクが高い生物は約2万種と言われている。その中から20種類をピックアップし、アニマルネイルのデザインに起こした。薬指の赤いネイルは「レッドリスト」とかけている。
デザインと並行して、協力してくれるネイルサロンを探した。日本ネイルサロン協会に協力を仰ぎ ...