デザインの力でアフリカの子どもたちを支援する
制作会社のたき工房では、2012年より社内有志でアフリカの子どもたちの支援プロジェクト「TAKI SMILE DESIGN LABO」を行っている。その発端は、一般財団法人mudefとの出会い。mudefは「Music+Design」の略で、音楽とデザインの力で世界の社会課題の解決に取り組む組織だ。さまざまなアーティストが参加しており、たき工房には「デザインの側面から活動に協力してほしい」と打診があった。
最初の活動は、2012年にアフリカのマラウイで行った「クレヨンプロジェクト」。日本で集めたクレヨンなどの画材を現地に運び、絵のワークショップを開催。参加した子どもたちには、マラリア予防の蚊帳を配布した。翌年は、蚊帳が正しく使われない問題を解決するため、蚊帳のパッケージに印刷する取扱説明図をデザインした。
そして3年目の活動として実施したのが「絵本プロジェクト」だ。日本国内向けに …