「宣伝会議賞」の中高生部門には「出張授業」というプログラムがあることをご存知でしょうか。学校単位やクラス単位で行われる、中高生部門にしかない授業です。講師を担当するの現役で活躍するプロのコピーライター。ここでは全国の学校からの応募が絶えない「出張授業」の様子を紹介します。
出張授業とは?
Q.いつから始まった?
A.中高生部門を開設した2016年から実施しています。今年度も全国の学校からたくさんの応募があり、そのうち9校で行いました。講師はプロのコピーライターの方々です。
Q.全国から応募可能?
A.昨年からオンラインでの授業を開始しました。また今年は初めて中高生向けのオンラインコピー講座を実施したり、ワークシートを新しくしたりと、先生方のご意見やご要望を取り入れています。また、これまでは「団体応募」の範囲として「学校」のみとしていましたが、今年からは塾や児童館での応募も可能になり、まだ少数ですがエントリーいただいています。
担当教員の声
●マーケティングの授業の、販売促進、PR活動という単元でコピーライティングについて学んでいます。出張授業はとても楽しく興味深いものだったようで、「キャッチフレーズで商品のイメージが変わったりして面白かった」「コピーライターという仕事の内容と大変さを知れてよかった」といった感想もありました。
●生徒たちはこれまで小論文やSNSなど、言葉を自由に使った伝達は数多く経験してきましたが、想いを一言に縮して伝えるという難題に、表現の不自由を楽しみながら四苦八苦していました。生みの苦しみと、あーその感じわかる!と誰かに伝わったときの喜びを感じられたようです。
●コピーライティングを通して、「心を動かす言葉=価値ある情報をつくる面白さ」を体験させたいと...