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宣伝会議賞

まもなく審査がスタート 協賛企業に聞く、作品の選考方法

近藤裕美氏(ヤフー)

第54回から今回の第56回まで、3年連続で「宣伝会議賞」に協賛しているヤフー。協賛企業賞の審査は、各企業が行うが、その選考方法は各社それぞれの独自性がある。ヤフーでは応募作品に何を求め、そしてどのような方針で選考しているのか。担当の近藤裕美氏に話を聞いた。

第54回の課題広告
初回の協賛を経て、より応募者が課題に取り組みやすくなるポイントが見えてきた

一般の消費者に見えていないヤフーの姿を表現してほしい

第54回「宣伝会議賞」から、今年で協賛3回目を数えるヤフー。2回目から同社で「宣伝会議賞」の担当をしているのが、同社 テクノロジーグループ Developer Relations マーケティング室の近藤裕美氏だ。同氏が所属する"技術部門のマーケティング部署"が、立ち上がったのは約4年前。「宣伝会議賞」への協賛は3年目になるが、この新設されたテクノロジー側の部門が主体となって協賛している。

「宣伝会議賞」への協賛の経緯について近藤氏は、「一般の消費者の方からすると、当社はポータルサイトなどのサービスを提供している会社として見られることが多く、コアコンピテンスである"技術"のイメージをなかなか持ってもらえていません。ですが実際、当社は社員の半分以上が技術者ですし、こうしたヤフーの一般の方には見えていない"裏側"の部分、つまり"技術"の部分を、外部のクリエイターや一般の方々がどのように捉え、考えるのか、『このように表現すると素敵なのでは?』といったヒントを得たかった、というのが協賛の大きな理由になります」と説明する。

初めて協賛した第54回では、「Yahoo! JAPANを背後で支えている技術力を広く世にアピールするアイデア」を課題に設定していたヤフー。

当時を振り返り近藤氏は、「第54回では、ヤフーの技術力を表現したタグラインをつくりたい。応募作品からそのヒントを得たいという背景もあり、幅広い方に向けたコピーを課題として設定しました。結果、着目するポイントが応募者の方それぞれで、いかに当社について時間をかけて調べてくださったかが、応募作品から伝わってきました。大衆に向けてコピーで技術力を表現するのは、とても難しい課題であったかと思います …

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