第56回宣伝会議賞の協賛企業から、作品制作にあたってのアドバイスをいただきました。各協賛企業の担当者の方からのヒントとして、下記4項目からなる各課題のポイントを掲載します。
課題のポイント
(1)コピーの目的
(2)市場・ターゲットの動向
(3)課題商品・サービスの訴求したいポイント
(4)制作にあたっての注意事項
課題49 三菱一号館美術館
普段、美術館に行かない方も「三菱一号館美術館」に行ってみようと思えるアイデア
広報担当 福士貴子氏
(1)普段、美術館に行く習慣がない方も「三菱一号館美術館」に足を運んでみたくなるような、自由なアイデアを募集します。日常を離れた空間で得られる体験を、これまでの美術館のイメージや先入観にとらわれずにご提案ください。新しい美術館の楽しみ方のヒントになるようなアイデアを期待しています。
(2)美術館の来館者はシニア層が主流となっています。美術館によく足を運ぶ方と、まったく興味がない方という二極化が進む中で、今後の人口減少と高齢化により、来館者が減るのではという危惧があります。当館は若い世代の方にもっと来館していただきたいと思っています。
(3)「赤レンガの建物」、「東京駅から徒歩5分というアクセスの良さ」、「丸の内というビジネス街に立地する美術館」。これ以外でも当館の魅力と感じられる部分があれば、自由に表現してください。
(4)三菱一号館美術館をご存知だった方や、来館したことがある方はその旨も応募意図に記載いただけますと幸いです。
課題50 明治座
明治座の認知度を100%にするアイデア
マーケティング部 岸 明香氏
(1)“劇場”って、どうしても取っつきにくい場所になりがちです。「何を着ていけばいいの?」「私なんかが行っていいの?」というお声も良く聞きます。でも、お芝居は昔から庶民の娯楽でした。私たち「明治座」とお客さまの距離がぐっと近くなる、そんなアイデアをお待ちしています。
(2)当社のお客さまは、8割が女性の方です。特に50代以上の女性のお客さまに多くご来場いただいています。明治座という名前で開場した明治26年から、ジャンルの枠にとらわれない、さまざまな演目を楽しめる劇場、映像で見たスターを実際に見るこ とができる劇場として親しまれてきました。現在も、時代劇や演歌歌手の座長公演だけでなく、若手俳優が中心となった公演や、ミュージカルなどの公演も行っています …