ホームに入る電車にシンクロさせた表現
電車がホームに入って来ると、CanCamの人気モデル山本美月さんのスカートや髪の毛が揺れた。
5月23日から3日間、小学館は都営地下鉄大江戸線六本木駅のホームにあるデジタルサイネージで従来型の交通広告にはない表現にトライした。電車がホームに入って来ると、CanCamの人気モデルの山本美月さんのスカートや髪の毛が揺れるというものだった。地下鉄のホームでは、電車が入ってくると風が吹くが、これにシンクロさせたのである。静止画のポスター風にポーズを決めていた山本さんが、あたかもその場にいるような錯覚を覚える表現だ。夜になると服装を華やかなミニドレスに替えるなど、ファッション誌らしい時間に合わせた演出も行われた。
制作者によると、サイネージに音声センサーを付け電車の音ではなく、ホームに入ってくる直前に流れる「接近メロディー」の特定周波数を感知してプログラムが動作する仕掛けを作ったそうだ。しかも、連続して設置してあるサイネージごとに ...
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