字幕付きCMの普及を検討する総務省「スマートテレビ時代における字幕等のあり方に関する検討会」(座長:多賀谷一照・獨協大学教授)は6月24日、最終会合で提言とロードマップ案をまとめ、7月3日に公表した。2015年春を目途に、字幕付きCMの本格運用に向けた次のステップに移行し、複数社提供枠でのトライアルを開始することを提言した。
来春から複数社提供に拡大提言
同検討会は今年1月に設置され、スマートテレビを活用した外国人向けの多言語のテレビ番組への字幕付与と字幕付きCMの普及について検討を行った。
字幕付きCMは、在京テレビキー5局を中心に2010年3月からトライアル放送を開始。日本民間放送連盟(民放連)は「トライアルにおける字幕付きCM素材搬入ガイドライン」を策定し、一社提供番組のタイムCMで放送を拡大している。これまでパナソニックやライオン、花王など10社程度がトライアルを実施している。
ただ、普及にあたっては…
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