2014年6月、一般社団法人日本イベント産業振興協会は平成24年の国内イベント市場規模推計を発表した。本調査は来場者消費額を基に算出され、会場内での消費額合計は2兆5523億円(市場規模A)(図1)、関連消費額合計は11兆504億円(市場規模B)と推計された。
今回の調査より市場規模の捉え方が変更となった。従来、来場者消費額と主催者事業費を積み重ねた数値を市場規模としていたが、来場者消費額をもってイベント市場規模とするようになった。変更の理由はイベントとそのビジネスを取り巻く人や社会の流れが変化してきていることが挙げられている。また、イベントに関する意識項目を設定し、生活者のイベントに対する視点や姿勢、行動を捉えられるようにしている。
市場規模Aを見ると ...