多様な広報活動の中でも、成果のあった施策についてアンケート。どのようなコミュニケーションが効果を発揮しているのだろうか。
Q.2023年に成果のあった広報活動は?
プラネタリウムで記者会見
スペースXとの共同会見では、スマホと衛星の直接通信を2024年に開始する旨を発表。島国の日本は山間部や島しょ部など通信がつながらない地域が多く、現状面積カバー率は60%。直接通信によりエリアカバーを目指す。記者会見をプラネタリウムで実施。天体のモニター全面を使いながら宇宙とつながる世界観を体現した社長プレゼンを実施。「スマホ、災害・山間部に強く」などテレビ全局、新聞多数、ウェブ初日で約150件の記事掲載を獲得。
KDDI
渉外・広報本部 広報部長
名古路太一郎さん
ニュースレターをバージョンアップ
あるリサーチャーの方との面談、アドバイスを基に、不定期発行のニュースレターの表現の仕方をバージョンアップ。電動キックボードが話題になっていた際に、自賠責保険の付保がされてないケース(制度上の不備)を指摘した内容で発行。すぐに新聞から取材が入り、紙面とオンラインで掲載いただいた。その後も同ネタで大人の情報娯楽文化専門誌にて取り上げていただけた。

アイリックコーポレーション
経営企画室 室長
古川 満さん
メディア露出量が4倍に
内容とタイミングにこだわったプレスリリース発信を軸にメディアリレーションズに注力。「行列のできる防音マンション」としてコロナ前後の人気度を空き待ち登録者数(4000人以上)で表し、露出量は前年比約4倍。掲載は専門誌メインだった前年までに比べ、全国紙やテレビ番組露出への連鎖を生んだ。2023年は社長交代があったため、メディアへの情報提供を強化。記念イベントには不動産業界専門メディアが集まり一気に露出し、業界にインパクトを与えられた。あわせて、ユニークな福利厚生や社内制度にフォーカスを当てたプレスリリースを展開し、「ブランド名<社名」だった現状を「社名=ブランド名」の状態に近づけた。

リブラン
宣伝部 課長
戸口木綿子さん
おでかけ需要復活に合わせて露出
コロナ第5類移行に伴いイベント・お出かけ需要が復活し、駐車場不足が地域の課題になったことに加え、自社の事業も伸びがあったので、スタジアム周辺や花火大会などのトピックスに合わせて地方のメディアにアプローチをしたところ、大きく報道してもらうことができた。

akippa
広報 マネージャー
石川絢子さん
「中の人」から会社を知ってもらう
メディア露出の取り組みとしてニュースレターを活用、企業の特集企画を番組制作側の目線で作成。2023年はテレビ8回、ラジオ2回、日経MJ一面トップの露出に成功。ラジオの露出を強化、ゲスト出演時でも聞き取りやすい声をアピールし、昨対2.5倍の54回放送。企業の中の人としての個人のブランディング。オーバーオール姿の名物広報ekkyというキャラクターで著書出版、声優、ドラマ出演を果たし、中の人から会社を知るきっかけを増加。

サンコー
広報部部長
﨏 晋介さん
プレスリリースの本数と質にこだわる
ひとり広報だが月10本はリリースを出した。イベント会社なのでイベントの告知と新サービスリリースのプロダクト広報がメイン。弊社発のイベントコンテンツ・チャンバラ合戦については、地域活性化による社会貢献性をアピール。コロナ5類移行によるリアルイベント回帰において、画にもなりやすかったことからメディアに多く取り上げていただいた。...