新型コロナが5類に移行し、リアルでのコミュニケーションの回復が見られる中、PRイベントはどのように変化したのか。イベントの企画・運営を行う複数のPR会社へのヒアリングをもとに2023年のPRイベントの傾向を整理する。
Q.オンライン/オフラインはどう変化した?
リアルイベントで試食なども復活。目的や商材に応じて、イベントを使い分ける。
2023年はリアルでのPRイベントが復活した。食品・飲料の新商品発表会などにおいても、コロナ禍ではイベント後にメディアに商品を発送していたが、現在は試食や試飲もその場で実施できている。一方で、製薬業界やIT業界など、リアルの場での体験が難しい商材を扱う業界では、オンラインでのみイベントを行うことも多い。目的や商材に応じて、適切なイベントの開催方法を検討する必要がありそうだ。
また、コロナ禍でメディアの記者がオンラインでのイベント参加に慣れたことから、リアルイベントへの参加メディアを獲得しづらい傾向も。リアルイベントへの参加者を増やしたいか、オンライン視聴もあわせた合計参加者数を増やしたいか、重視する指標の明確化も必要となっている。
Q.記事化されやすいイベントの傾向は?
あと60%