少しずつメディアでの露出が増え、企業としての認知が広がっていく成長期。GROOVE X、GLM、セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズの事例から事業も組織も拡大する、成長期のPR戦略を読み解く。
「世の中にない」ものを生み出すことにこだわる会社、セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ(東京・港)。2011年創業のスタートアップだが、その歴史は意外と長い。大阪万博の「太陽の塔」や人工衛星「はやぶさ」の製作を手掛けたスーパーレジン工業(1957年創業)の技術を引き継ぎ、世界初の製品を開発・販売している。
AI家電で企業価値を高める
その製品のひとつが2018年度中に発売予定の衣類折り畳み機「ランドロイド」。洗濯した衣類を入れると全自動で畳み、種類別や家族別に仕分けをしてくれるAI家電だ。発売前にもかかわらず、日本テレビ『月曜から夜ふかし』(2016年11月)やテレビ朝日『スーパーJチャンネル』(2017年1月)で紹介されるなど、すでにテレビや新聞などのマスメディアで引っ張りだことなっている。
広報担当の佐保美里氏によると、ランドロイドのPRを開始したのは発売予定の約3年前。2015年からIT・エレクトロニクスの国内展示会「CEATEC」にも出展している …
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