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クイズ セキュリティの教養

IoT全盛時代のリスク対策、どうすればいい?

飯村正彦(ラック IR広報部)

「走行中のジープを乗っ取り遠隔操作」。海外のハッカーが車の制御システムをハッキングした実験を米国のメディアが報じました。ジープの走行中にエアコンやラジオを入れたり、突然ブレーキを利かなくさせたりするなど、遠隔操作で車を乗っ取ったのです。あらゆる機器がネットにつながる「IoT (Internet of Things:モノのインターネット)」時代がやって来たと感じさせる、象徴的なできごとでした。

未来を開く「つながる機器」

IoTという言葉を初めて聞いて、それは何だと疑問に思う方もいるでしょう。身近な例としては、携帯型心電計や万歩計など、データを医療や健康管理に活用する「ウェアラブルデバイス」や、冷蔵庫や掃除機、エアコンや照明をスマホから操作する「インターネット家電」や「ホームオートメーション」が挙げられます。このほか、従来の電気メーターに通信機能を持たせた「スマートメーター」と呼ばれる機器に換え、使用量をリアルタイムに把握しようとする取り組みがあります。また、オフィス環境では、エアコン操作やブラインドの開閉、事務所に入るだけで出退勤管理ができるような機能も実用化されています。さらに産業界では、様々な機器にセンサーを取り付け、ネットを介してデータを収集することで生産性を向上させる、「センサーネットワーク」分野でのIoT活用が期待されています。農地の土壌や作物の状態をセンサーで監視し、照明やスプリンクラーをコントロールして管理したり、自動車や飛行機のセンサーから異常をいち早く検知して事故を未然に防ぐようなメンテナンスへの活用などが行われています。

IoTのリスクと対策

このように、ネットにつながるIoT機器には ...

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