日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

クイズ セキュリティの教養

ITリテラシーの低い社員に要注意!? 自社でできる対策

飯村正彦(ラック IR広報部)

年金機構の情報漏えい事件以降、多くの組織が同様の被害を受けたことを発表しました。そのほとんどが、外部のセキュリティ機関や捜査機関からの連絡を受け発覚したと報道されています。高度な標的型サイバー攻撃に自ら気付くことは困難で、事故が起きる前提で準備が必要であることが分かります。筆者が勤務するラックでは「標的型攻撃対策指南書」を無償公開しました。今回はその指南書から現状と対策への考え方を紹介します。

数多くの専門家が事故前提の対策が必須だと啓発していますが、未だに「ずさんな管理で事故が起きた」と思われています。「大手企業でも、高度な防衛を講じていた組織でも、侵入そのものを完全に防ぐことはできていない」ことが理解されていないのです。セキュリティリスクは、企業の存亡にかかわる課題であり、組織に降りかかる経営課題として、十分理解する必要があるのです。

特に標的型攻撃の対策は …

あと83%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

クイズ セキュリティの教養 の記事一覧

ITリテラシーの低い社員に要注意!? 自社でできる対策(この記事です)
個人を狙ったサイバー犯罪とは? 広報も押さえたいセキュリティの基礎解説
年金機構情報漏えいから考える 企業は標的型攻撃にどう備える?
他人事ではない!Googleマップ改ざん問題を解説
ある日ネットバンキングが乗っ取られたら・・・?不正送金ウイルスを徹底解説
クイズで学ぶセキュリティ 無料翻訳サイト利用で情報流出

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する