
国内外で地図情報表示に問題
大手新聞社は4月21日、「Googleマップ、一時改ざんされる 皇居に『オウム支部』、警視庁は『サティアン』に」という見出しで、何者かの手によりGoogleマップがハッキングされ地図情報が書き換えられたと報道しました。書き換えられた地図の「皇居」の位置には、「オウム真理教皇居支部道場」「恒心教総本山」「オードリー春日トゥース」の表示が出ていました。他にも、警視庁、広島の原爆ドーム、姫路城などに同様の誤った情報が表示されるなど、全国でも同様の事態が発生していると報じられました。さらに海外でも、米ホワイトハウスに元FBI職員でアメリカの機密情報を暴露してロシアに亡命したエドワード・スノーデン氏の名前が表示されるなど、誰にでも名前を書き換えられることが問題になりました。このような地図情報を取り巻く騒動はハッカーによる犯罪行為ではなく、店舗情報登録サービスを悪用したイタズラと見られています。
誰でも情報を追加できるリスク
Googleマップには、店舗や企業からの登録依頼を受け付ける窓口があり、申請すれば誰もが地図上に店舗情報を登録申請できます。こうした申請は、審査を経て公開される仕組みになっていましたが …
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