編集部では、この特集に際して消費者1000人へのアンケート調査を実施。「食品・飲料」「トイレタリー」「日用消耗品」「化粧品/スキンケア」の4カテゴリーで、購入時に重視している点や、新商品といつも買っている商品のどちらを選ぶか、チラシやクーポンを事前に確認するかについて聞いた。
どの売り場で何を購入しているのか
今回の1000人への調査では女性500人、男性500人ずつにアンケートを行った。年代についても10代~20代、30代、40代、50代、60代以上が各200人ずつ回答している。
そんな中、普段スーパーやコンビニ、ドラッグストアでどんなものを購入しているかを調査。その結果、「食品・飲料」「トイレタリー」「日用消耗品」「化粧品/スキンケア」の4カテゴリーの中で「食品・飲料」と答える人が最も多く、90%以上の人が上記の売り場で「食品・飲料」を購入していることがわかった。
「食品・飲料」と答えた人のコメントを見てみると、「コンビニよりもドラッグストアなどで安いものを探す」「価格以上の価値があるプライベートブランドを購入する」などの声が、他カテゴリーと比べても多いことが判明。他のカテゴリーよりも物価高の影響を受けやすい「食品・飲料」においては、より安く購入することができるスーパーやコンビニ、ドラッグストアが多く利用されていると考えられる。次いで日用消耗品の79.1%、トイレタリーの78.0%、化粧品/スキンケアの47.8%が続く。
この中で一番上記売り場での購入率が低い「化粧品/スキンケア」においては、スーパーやコンビニ、ドラックストア以外にも、ブランドの路面店や総合化粧品専門店、百貨店での専門コーナーなど販売場所が多く存在していることが影響していると推測できる。
購入時に何を重視するか
「化粧品/スキンケア」と回答した人をさらに細かく見てみると、その約7割がメーカーのブランド力を重視すると回答した。その理由については「多少他と比べて高かったとしても自分の肌に合うものを使いたいから」「好きなメーカーがあるから」「ブランド力があるほうが安全性などの面で信頼できるから」といったものが多く挙げられた。
同カテゴリーについては直接肌に触れるもののためこだわりが強く、使い慣れたものを選択したいという意向が強いと予測される。効果の高さと合わせてその安全性を訴求する必要がありそうだ。
その一方で、「食品・飲料」「トイレタリー」「日用消耗品」の3カテゴリーに関しては...