販売促進の専門メディア

           

アクティベーションツール

道標メディアの新しい使い方

平井健一郎

ワーナーミュージック・ジャパン/あいみょん『初恋が泣いている』

今年6月から、あいみょんの13thシングルリリースに合わせて、全国の電柱を使った一風変わった広告が掲出された。曲のタイトル『初恋が泣いている』の文字と共に、ピンク色のキャラクターが描かれたシンプルなビジュアルだ。

ワーナーミュージック・ジャパンによると、楽曲の歌詞に「電柱にぶら下がったままの初恋は痺れをきかして睨んでる」という一節があり、それをキーワードに今回の電柱広告を企画したそうだ。また、今回の楽曲イメージを元に「初恋ちゃん」というキャラクターを作成し、「#初恋ちゃん見つけた」という形で、デザインにも組み込むことで、SNS上でも見つけた電柱広告をアップしやすい環境づくりをおこなったそうだ。まさに、楽曲の世界観をリアルな風景に再現した形だ。

電柱探しがムーブメントに

Twitter公式アカウントでは大まかな電柱のエリアの告知をしたものの、具体的な場所までは伝えなかった。その結果、ファンの間でヒントを共有しながらゲーム感覚で電柱探しを楽しむような動きが生まれた。同時に実施された「初恋ちゃん」のARフィルターを使用して、電柱広告の住所部分を隠して投稿するユーザーも続出。通常の媒体以上に多くの人へのリーチが獲得できたという。

電柱広告といえば、病院などが道標として出稿しているのをよく見かける。1本あたり月数千円で...

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

アクティベーションツール の記事一覧

マイクロ・ナノインフルエンサーの今
道標メディアの新しい使い方(この記事です)
計測、体感、納得の売り場づくり
新しくなった「サントリー トリス(クラシック)」
切り取られ/シェアされ/模倣されるコンテンツ
空間と音声の親和性
自分にちょうど良い箸の長さを選べる売り場
持続可能なリンゴ作り
OOHとSNSの立体的なコミュニケーション
回したくなる広告
これからもメーカーPOP広告に求められること
新しいエナジードリンクのパッケージデザイン
キオクとキロク〜商業施設の閉店にみるSNS活用〜
OOHから社会課題に取り組む
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する