販売促進の専門メディア

           

アクティベーションツール

新しくなった「サントリー トリス(クラシック)」

小川裕子(小川裕子デザイン)

サントリー/トリス

ここ最近一番目についたパッケージは?と聞かれまず思い浮かんだのが「サントリーウイスキー トリス(クラシック)」である。私はテレビ大好き人間でCMもよく観る方だ。

トリス(クラシック)も最初の出会いはCMである。実は今までのデザインを思い出せと言われると申し訳なくも絵に描けないのだが、しかし、ガラッと新しくなったということだけは印象深く伝わってきた。その理由はやはり最上級なシンプルさとカラーリングではないだろうか。そして「トリス」といえば、皆さんご存知の「アンクルトリス」の存在がメインで描かれたことも、生まれ変わったことを指し示す大きな要因だ。

柳原良平氏の描かれたアンクルトリスを観るとウイスキーを自ずと思い出す。CMにも何度も出演してきた偉大なイメージキャラクターだ。価格帯の安い商品であるけれど、「安いウイスキー」というよりも「気軽にオシャレに手に取りたくなるウイスキー」という印象に見えている点は、アンクルトリスを丁寧に美しく登場させている要因が大きいのではないだろうか。ついジャケ買いしたくなり、テーブルに堂々と置きたくなる顔つきをしている。

名物キャラクターの「アンクルトリス」と「グラス」と「トリスの文字」この3要素がシンプルかつ堂々と配置され、余計なことはしていないシンプルさとセレクトされた配色は心地よさとゆとりを感じさせる。

あと60%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

アクティベーションツール の記事一覧

マイクロ・ナノインフルエンサーの今
道標メディアの新しい使い方
計測、体感、納得の売り場づくり
新しくなった「サントリー トリス(クラシック)」(この記事です)
切り取られ/シェアされ/模倣されるコンテンツ
空間と音声の親和性
自分にちょうど良い箸の長さを選べる売り場
持続可能なリンゴ作り
OOHとSNSの立体的なコミュニケーション
回したくなる広告
これからもメーカーPOP広告に求められること
新しいエナジードリンクのパッケージデザイン
キオクとキロク〜商業施設の閉店にみるSNS活用〜
OOHから社会課題に取り組む
販促会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する