バンダイ/これの名前は?
今年の3月、人が大勢行き交う渋谷駅のコンコースに、突如「これの名前は?」と書かれた大きな文字が掲示された。近寄ってよく見ると、何やら見慣れたカプセルトイマシンが設置されている。そしてそのマシンの左上には、先ほどより少し小さめの文字で「答えは回してたしかめて」と書かれている。実際にマシンのハンドルを回すと、カプセルが出てきて答えの書かれた限定グッズがそこに入っている。このOOH企画は、「バンダイのカプセルトイ」45周年を記念して、改めてサービス名の認知向上を図る目的で実施された。
プレスリリースによると、「バンダイのカプセルトイ」の知名度は全国平均で約4%。ほとんどの人が子どもの時から馴染んでいた印象がある割に、あまり知られていないことが感じられる(私自身も間違った名称で覚えていた)。45周年を迎えた今年こそ、きちんと正式名称で名前を呼んでもらいたいという想いを込めて企画されたそうだ。ちなみに、今回実施されたOOHメディアは京王井の頭線渋谷駅のメイン改札に位置する「渋谷K-DGウェーブ」。通常は全方向デジタルサイネージ面になっており動画訴求がメインの媒体だ。
今回はあえて、一番目を引く動線方向正面のサイネージ面を塞ぎ、カプセルトイマシンを設置している。
私も現地でしばらく通行者の様子を観察してみたが、朝10時にカプセル設置が完了してほどなくすると、どこからともなく...
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