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これからもメーカーPOP広告に求められること

向坂文宏(桜美林大学)

西川/ランドリエ 特徴実感POP

最近、小売業の新たな試みの話題に事欠かない。「売らない店舗」や「体験型店舗」、「無人店舗」、「ダークストア」、「RaaS型店舗」など様々だ。それだけ、買い物のDXが進む中で、リアル店舗の在り方についての変革が求められているのだろう。今後も、特色のある店舗が企画され、小売業の差別化が進むのではないかと思う。

小売業が買い物客への売り方について、AIカメラによる分析やID-POS、その他の購買データを駆使し、商品の陳列方法や商品訴求、VMD計画等の全てを決められてしまう場合、メーカーのPOP広告としては何ができるだろうか。小売業としては、メーカーに頼らずとも売り場に適した商品訴求が行えてしまう。こうした時、メーカーのPOP広告に必要とされるのは、より売りやすい売り場づくりへの貢献であると考える。

西川が寝具売り場で展開していた、コインランドリーをイメージさせるPOP広告などは、まさに店舗の売り場づくりに寄り添ったメーカー施策だと思う。このPOP広告は、羽毛ふとんやマットレスなどの寝具メーカーである西川と、コインランドリー機器メーカーのアクアが共同開発した、コインランドリーで洗える羽毛ふとん「ランドリエ」のもの...

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