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持続可能な効率化を探る 顧客視点の売り方改革

安売りや販促の限界を超えて 卸売によるサプライチェーン最適化

さまざまな先進的な取り組みを実施するPALTACについて、その理由やサプライチェーン全体から見た、効率化とは何か、同社の物流本部副本部長・佐塚大介氏に話を聞いた。

物流センター内でのピッキングのようす。

時代に合わせた変化が必須 細かい点まで最適化を追求する

化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業を展開するPALTAC(大阪市)が、サプライチェーン全体の最適化を推進している。

「労働人口が減少する中、サプライチェーン全体を最適化するようなプラットフォームが必要です。そうでなければ、いずれ立ち行かなくなり、生き残れないと感じています」と話すのは、PALTACの物流本部の佐塚大介副本部長だ。

全体最適の取り組みのひとつが、定時一括納品だ。必要な商品があれば、小売が仕入れ先としている卸からその商品を預かり、自社で扱う商品と共に、配送するしくみ。

店舗にとって、物流にまつわる課題は、受け入れ作業の増大や、店頭での欠品もしくは在庫超過、などが挙げられる。商品が既定の時間に一括で届けば、店舗スタッフの作業量やスケジュールを調整でき、受け入れ作業を減らせる。また、一括納品の場合、予めカテゴリーごとに梱包できるので、店頭での陳列・補充作業も簡単になる …

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