このところ、買い物客一人ひとりに合わせた商品選びを助けるような売り方が目に留まる。たとえば3次元足型計測機によるランニングシューズ選び。あるいは肌質を解析する化粧品カウンセリング、自分に合ったベッドマットレスを探せる寝姿勢計測システム──。最新機器を活用し、個々の顧客に合わせた商品を提案する例が増えている。
客観的な数値に基づき、その商品が自分にぴったりである理由を教えてくれるため、買い物客の納得度も高い。ネット通販でも、サイズを測るボディスーツやメジャーを使用し、目の前に商品がなくとも身体に合う衣服を選べるように工夫している。
他方、実店舗の強みは、商品の質感や使用感、色味などを、自分の感覚で確認できることにある。客観的な数値と五感での確認を両輪とした商品確認は、買い物を非常にスムーズにできる仕組みと言えるだろう …
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