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環境を取り込むデジタルサイン

小田急電鉄「新宿駅デジタルウォール」/平井健一郎


グーグルの親会社であるアルファベット傘下のサイドウォーク・ラボは6月24日、カナダはトロントで進めているスマートシティ構想「IDEA」プロジェクトのマスタープランを発表した。

そこでは、交差点をはじめとした、さまざまなところにセンサーを設置し、街中のあらゆるデータを収集することで、交通の混雑緩和など、都市の抱える種々の課題の解決に取り組むという。

一方、住民からは反発の声も上がっており、民間企業が収集したデータやプライバシーをどのように扱うのかといったことが疑問視されている。サイドウォーク・ラボは、「同意を得ない第三者にデータの提供はしない」としているが、今後このような都市のIoT化が進んでいく上での「プライバシーと利便性のトレードオフ」の問題は多々出てくるのではないか。

さて日本では6月18日、新宿駅西口の人々が多く行き交う場所に、タテ2メートル×ヨコ10メートルのデジタルサイネージ「新宿駅デジタルウォール」が登場した。小田急電鉄の発表資料によると、「天気や気温などの環境データとの連動」や「IPカメラによる歩行者の属性や流動を計測できる機能」を備え、周囲の環境に応じたリアルタイムな広告配信ができるという …

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