
LINEは8月1日、スマホアプリ「LINE」利用者の位置情報を基にアンケート調査ができる「ジオターゲティング調査」を発表した。同アプリのアンケート機能「LINEリサーチ」の一環という。
特定地点への来訪履歴がある人に限定して調査できるため、あるエリアを訪れた人のうち、どれくらいが屋外広告を見たのか、あるいは、特定エリアに新規出店する際の商圏調査といった利用方法が考えられそうだ。
携帯電話の基地局データやGPS、Wi-Fiの接続情報、ビーコン(無線標識)などで取得した位置情報や移動情報によってターゲットを分類する「ジオターゲティング」は近年、さまざまな手法が開発され、多くの事業者が切磋琢磨している。ジオターゲティングは広告配信先となる人を選定するほか、店舗やイベントへの集客手法として、折込広告やダイレクトメールを代替、補完する手段としても利用される。また、移動中のターゲットにリーチできるため、OOHとの親和性の高さが注目されている。
筆者が過去にプランニングで携わった案件では、OOHとジオターゲティングを組み合わせ、次のような効果が確かめられた …
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