店頭ツールを企画する際、最も悩まされるのが設置スペースである。昨今、リアル店舗では体験型の売り場や店頭ツールの必要性が叫ばれているが、いざ実施しようとしても、店頭にスペースがないことがほとんどだ。店舗では、売り上げを増やすべく、少しでも多くの商品を陳列することが優先され、必然的に店頭ツールに割り当てられるスペースは少なくなる。
しかしメーカーとしては、わずかなスペースであっても、売り場を訪れる買い物客に、商品の魅力をしっかりとアピールしたい。それには工夫が欠かせないわけだが、今回は、とてもコンパクトに商品を訴求していたツールを紹介しようと思う。
ライオンの衣料用液体洗剤「トップハレタ」は、晴れた日の乾き上がりに着目した商品だ。洗濯物を室内に干してもカラッと乾き、ふっくら仕上がるとうたう。この特徴を説明するため、商品Webサイトでは、「ハレタ」とほかの洗剤のそれぞれでタオルを洗濯し、比較するコンテンツを掲載している。写真や動画を見ると、「ハレタ」で洗濯したほうが、明らかにふっくらと仕上がることがわかる …
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