AIは人間の使い方次第で、さまざまな企業の業務において、最高のパートナーになり得る。これまではマーケティング業務のAI活用を中心にお話ししてきたが、連載4回目となる今回は少し視点を変え、MD(マーチャンダイジング)業務にAIを取り入れて成果を出した事例をご紹介したい。
この分野で、国内でもいち早くAI活用に取り組んだのが、大手アパレルメーカーのTSIホールディングスだ。2016年、同社の変革を指揮していた齋藤匡司社長(当時)から私へ依頼があり、AIを活用したMD改革プロジェクトがスタートした。
アパレル企業の生命線は、需要予測の巧拙にある。アパレル業界はほかと比べ、少量多品種で商品の入れ替わりも早く、感性的なコンテンツでもある …
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