電通は3月14日、位置情報マーケティングの米グラウンドトゥルース(GroundTruth、ニューヨーク州)と資本業務提携したと発表した。
グラウンドトゥルースは、日本国内の主要な、駅や路線、スーパーマーケット、自動車販売ディーラー、コンビニチェーン、ドラッグストアなど67万カ所の位置情報を取得している。
グラウンドトゥルースは「ブループリンツ(Blueprints)」と名付けた独自技術を持っており、施設の輪郭に沿って、来場や入店を正確に判定できるという。
一般的な手法では、施設の中心から一定の距離を設定し、円周より内側か外側かで判定するが、それよりも、精度が高いという触れ込みだ。
電通は、同社のデータマネジメントプラットフォームと、グラウンドトゥルースのデータの連携を始める。「ヘルスケア関連商品の広告を、スポーツジムを訪れたことのある人で、いまドラッグストアの近くで見られているアプリの広告枠に表示する」といった活用を想定する。オフライン、オンラインを横断して、広告が店舗送客、ブランド向上やセールスへ貢献しているかどうかなどの検証にも生かすという。