広告界の動向、ビジネスニュース、販売促進に関する新製品、新サービス、イベントなどの最新情報をコンパクトにお届けします。

森の中のクローゼット。一部を除いて気に入ったアイテムは持ち帰ることができる。
<キャンペーン>
試着した商品をそのままお持ち帰り
H&Mの招待キャンペーン
衣料専門店大手エイチ・アンド・エム ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン(H&M)は、H&Mの世界観を体験できる空間「H&M HOUSE」の第2弾企画として、軽井沢の森の中に「H&M HOUSE Forest」を用意した。
「H&M HOUSE Forest」は、軽井沢の森の中に、H&Mの商品約500点を揃えたワードローブ。日本では未販売の「H&M Beauty」の商品やオンラインのみで販売している商品も揃えた。商品は試着できるだけでなく、気に入ったものは持ち帰ることができる。また、バーベキューやフットマッサージ、アコースティックライブなどの企画も多数用意した。
今回の企画の狙いは、おしゃれをもっと楽しみたいと思いつつも購買に対して後ろ向きな女性の背中を後押しすること。当キャンペーンでは、応募で当選した1組5名を1日限定で10月8日に招待する。TwitterかFacebookからのみの応募とした。応募は、9月6日から9月26日の午後3時まで受け付けた。
また、9月16日にはモデルの鈴木えみさんを起用したイメージ動画を公開。動画は9月24日時点で24万回再生された。リアリティさを演出するために、縦型動画を採用。鈴木えみさんの他、モデルのNOMAさんやスタイリストの山脇道子さんが「H&M HOUSE Forest」で過ごす1日を追いかけている。洋服やアクセサリーで埋め尽くされた森の中で撮影を行い、非日常感を演出した。
<買収>
83社目の買収を発表
電通イージス・ネットワーク
電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は9月16日、オーストラリアのCRMエージェンシー「ウィズ・コレクティブ」(シドニー市)を買収したと発表した。
買収の目的は、オーストラリアでのプレゼンスの向上。同国の広告界において注目されているデジタル・テクノロジーを駆使したCRM領域のサービスを強化する狙いがある。
ウィズ・コレクティブ社は2010年設立、従業員数75名。2015年12月期の売上高は750万オーストラリアドル(約5億7000万円)。電通は6月にもオーストラリアのデジタル広告会社「サーチ・ファクトリー」を買収している。
加えて9月23日には、フランスの独立系大手スポーツマーケティング会社「ケネオ」と米国のOOH専門広告会社「C2Cアウトドア」の買収も発表。
C2Cアウトドア社の買収で、ことしに入ってから33社目の買収となる。電通イージス・ネットワークの買収を完了させた2013年3月26日から数えると、83社となった。
<新店舗>
首都圏への出店を加速
ニトリ、中目黒に新店オープン
家具量販店大手のニトリは9月16日、中目黒に国内で404店目となる新店舖をオープンさせた。5月8日に閉店した高級インテリア専門店BALS TOKYO NAKAMEGUROの跡地に出店。東京都内では30店目となる。
都心の一等地に出店した同店は外観もブラウンを基調としたシックなデザインにした。店内は1階にインテリア小物、2階に家具売場を展開。郊外の大型店では約1万点をそろえるが、中目黒の地域性に合わせて約5000点に絞った。
また、郊外の店舗よりは売り場面積も狭いため、棚の高さを低くして広く見せるよう工夫した。人目の多い都心に出店することで、知名度を上げ、新規顧客を獲得することが狙い。
2015年にはプランタン銀座に、9月29日には渋谷の東急百貨店東横店に小型店を出店。12月には新宿にも新規出店を予定。