大阪城公園にほど近い大阪市中央区に2015年4月、「心と身体の健康」をテーマにランニングトラックやジムを備えた商業施設がオープンした。

「日本初!走れるショッピングセンター誕生」を謳った同施設。その、最大の特徴であるランニングトラックは施設全体を囲うように設置されている。
「スポーツ」コンテンツでリピーター化
東急不動産および東急不動産SCマネジメントが運営するショッピングモール「キューズモール」。その4施設目となる「もりのみやキューズモールBASE」は、カフェ、アパレル・雑貨店、薬局など多種多様な49店舗の出店に加え、ランニングトラックなどユニークな設備も備えた商業施設だ。
屋上に設置された1週約300m、3レーンのランニングトラックからは大阪城が見え、フィットネスクラブには最新のランニングウェアやシューズ、タオルなどをその場でレンタルできるオプションサービスもついている。
「手ぶらで来て、運動して、シャワーを浴びて帰れますので、平日の会社帰りや休日にフラッと訪れ、体を動かしていく人が多いですね」(東急不動産SC マネジメント 関西運営本部 大門康弘氏)。
そうした「スポーツ」目的で同施設を利用する人にはリピーターが多く、年間来場目標400万人に対して、半年で約320万人を記録。年間では500~600万人台に着地すると見られている。
「スポーツは継続することで効果が出ますから ...
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