大型商業施設「ららぽーと立川立飛」が2015年12月に開業した。新業態など50店舗を含む250店舗が出店。地元企業や大学との連携が特色。立川駅前の競合店もヒートアップしそうだ。
「ららぽーと立川立飛」の外観。最寄り駅は多摩モノレール立飛駅は、同施設直結の南口改札を10月に設けた。この改札から施設2階が横断橋で直結している。立飛駅はJR立川駅から10分強といったところ。自動車での混雑が事前から懸念事項とされていることもあり、モノレールやバスで来館した人には500円分の買い物券をプレゼントするキャンペーンを1月11日までの土曜日と日曜・祝日に実施。
立川エリア62万人がターゲット年商330億円を目指す
東京・立川エリアが商業施設の激戦区となりそうだ。12月10日、大型商業施設「ららぽーと立川立飛」が開業した。3階建ての店舗面積約6万平方メートルに、衣料や雑貨、飲食店など約250店舗が入る。5キロ圏内の約62万人を想定顧客とし、年商約330億円を目指す。
東急ハンズの「Picaro(ピカロ)」や、0~12歳の子どもを夢中にさせる音と光のインスタレーション(空間アート)とカフェが一体化した「モグーン」、クロスカンパニーがアパレルとアイスクリームショップを併設した新業態など、新業態・東京初出店は50店舗。
地元企業も新たな試みにかける。いなげやはスーパー「ブルーミングブルーミーららぽーと立川立飛店」を1階にオープンした。売り場面積は2247平方メートル(679坪)。5キロメートル圏内の20万6000世帯を主要ターゲットに、日商1000万円、初年度売上高36億5000万円を目指す。いなげやは1900年に立川駅北口に鮮魚店を開業して以来、本社や店舗だけでなく配送センター、グループ関連事業の拠点も置く。地元企業としての知名度の高さも後押ししそうだ。
同スーパーでは売り場も地元発を意識した。立川の生産農家を中心とした直送野菜をはじめ …