パーパスを中心に『個』と『会社』が重なる ソニーグループの人材に関する理念
2021年4月の経営機構改革により誕生した新生「ソニーグループ」は、グローバルに広がるグループ全社員に向け、人材理念(Sony's People Philosophy)を再定義した。同社では約11万人の人材と、「ソニーグループ」という企業の関係をいかにとらえているのか。
デジタル化の進展により企業と生活者の接点は格段に増えました。さらに多様化した接点における体験の総和、ブランド価値に影響する時代となっています。この環境下で選ばれるブランドになるための「体験」づくりを担うマーケティングが関わる領域は、決して"モノを売る"ことだけにとどまりません。昨今は「パーパス」を設定する企業が増えていますが、全社員が向かうべきベクトルを指し示し、さらにあらゆる部門の社員がそれを実践できるための働きかけまで行わなければ、最終的なブランド体験の質を高めることは難しくなっています。マーケターは、この経営課題とも言えるテーマに対して、どのようにその力を発揮することができるのでしょうか。
2021年4月の経営機構改革により誕生した新生「ソニーグループ」は、グローバルに広がるグループ全社員に向け、人材理念(Sony's People Philosophy)を再定義した。同社では約11万人の人材と、「ソニーグループ」という企業の関係をいかにとらえているのか。
1月4日にコーポレートブランドのリニューアルを発表したミクシィ。ライフスタイル、スポーツ、デジタルエンターテインメントなど、さまざまな領域に事業を展開する同社は、どのような思いのもと、リブランディングにいたったのか。
「クリネックス(R)」「スコッティ(R)」などの商品を製造・販売する日本製紙クレシアは、2021年にCIロゴ、パーパス、コーポレートスローガンを制定した。来年には設立60年を迎える同社が、改めて見つめ直した自社の根幹とは。プロジェクトメンバーである2名に話を聞いた。
クリエイティブに特化した機能をより強化するため、資生堂の100パーセント出資会社として2022年1月に設立した資生堂クリエイティブ。150年の歴史を持つ資生堂で培ってきたDNAを持つ同社の、新たな挑戦とは。
“ピープルファーストな経営”を目指す、という強い思いで共鳴する吉野家CMO 田中安人氏と、経営・マーケティングコンサルタントの矢野健一氏。彼らがこれからの時代のキーワードだと考える“パーパスと共感”とは一体、どのようなものなのか?両者が語る「新時代の経営とHR(人材)」の本質に迫った。
2021年3月1日のLINEとの経営統合により誕生した「新生・Zホールディングス」。この1年間でグループ内ではどのようなコミュニケーションが行われてきたのか。基盤となる考えや、生まれている成果について話を聞いた。
目指すべき方向を示すため、各企業が考え抜いて掲げている「企業理念」。理念に使用されている「言葉」は、組織や働く社員にどのような影響を与えているのか。早稲田大学商学学術院の柴野良美氏が調査結果を解説する。