最先端のテクノロジー企業やスタートアップ企業が集い、新しいアイデアやビジネスを発表するイベントSXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)が、今年も3月に米オースティンで開催された。ここでは、その年に発表されたデジタル領域のプロジェクトや製品、開発の優れたアイデアを表彰する「INTERACTIVE INNOVATION AWARDS」と、世界を驚かせるような新しい事業アイデアを競い合う「ACCELERATOR PITCH EVEVT」から注目の事例を紹介する。
Google「Tilt Brush」
仮想空間に立体を描く、ペイントツール
「Tilt Brush」はGoogle VRチームが開発した3D空間に立体を描くことができるペイントのツールだ。VRヘッドセットを装着することで、360度の仮想空間がキャンバスに変わり、立体的な絵を描くことができる。コントローラーがパレットと筆になり、色や線を変えながら自由に想像の世界が表現できる。現在、Googleは画家、ダンサー、デザイナー、漫画家などさまざまなクリエイターとチームを編成して、3D空間での創作の可能性を広げる試みをしている。
chroma code「The Music Room」
仮想の楽器で奏でるリアルなサウンド
The Music Roomは、仮想空間内の楽器を演奏することができるVRソフトで …