これが同じ会社の同じサービスの広告なの?と思わず二度見してしまう広告展開を、ZOZOTOWNが行っている。同時期に全く違う2種類の広告クリエイティブを走らせる前代未聞の展開を行った同社の狙いとは。

「探検隊 オープニング」篇

「探検隊 ダイジェスト」篇

「待てない女 2ヶ月前」篇

「待てない女 好き」篇
わからないものの強さで人を惹きつける
「好きだもん、好きなんだもん。2カ月待つなんてできないよ…」と雨に濡れた美女が映画のワンシーンさながらこちらへ訴えてくる「待つ女」篇。かたや、男くさい探検隊がジャングルの奥地に発見を求めて足を踏み入れていく「探検隊」篇。この2つのCMはどちらも同じ、ファッション通販サイトZOZOTOWNの「ツケ払い」のテレビCMだ。
「ツケ払い」は昨年11月に始まったサービスで、その名の通り、2カ月の猶予を持って商品を後払いで購入できる仕組みだ。「ツケ払い」というネーミングはスタートトゥデイによるもので、そのサービスをいかに広めるかが今回制作を担当した博報堂プロダクツチームが取り組んだ課題だった。
全く異なる2つのCMの同時放映に至った経緯について、博報堂プロダクツ クリエイティブディレクターの中嶋裕治さんは …