インターネット広告の黎明期から、デジタルならではの強みを活かして「広告効果の最大化」に邁進してきたサイバーエージェント。生成AIの登場や3rdパーティデータの利活用における規制といった世界的な潮流がある中、デジタル広告の雄は今何を思い、新たに目指すのか。同社執行役員 副社長の岡本保朗氏に話を聞いた。
「広告効果の最大化」の追求が受け入れられる世の中になった
サイバーエージェントがインターネット広告を扱い始めた創業当初は、そもそもインターネット広告自体に、企業の理解が十分に得られておらず、怪訝な目で見られることも度々ありました。それが徐々に受け入れられるようになったのは、インターネット広告の「広告効果がわかる」「細かいターゲティングができる」といった特長が理解されるようになったからだと思います。
私たちはインターネット広告に特化して創業した会社ですので、そのメリットを生かして、一貫して「広告効果の最大化」を追求することがお客さまに対する貢献につながる、と考えてきました。
現在、広告予算におけるデジタル広告の比率が増加しており、ビジネスの基盤自体がインターネット上に移行している企業も増えてきています。さらに、スマートフォンの普及により、ウェブやアプリを通じた生活者とのコミュニケーションが一般的となっています。このように、広告やそれ以外の領域でも顧客との接点がデジタルシフトしていく環境において、クライアントの皆さまに...
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