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後発サービスもTikTokらしいアプローチでアプリダウンロード数1.5倍

studio15

TikTokをマーケティング活動に取り入れる企業が増えるなかで、自社商品・サービスの世界観に合ったTikTokクリエイターのキャスティング、動画の企画・制作など、ユーザーのインサイトを捉えた訴求の正解を見出せない場合も多い。Z世代を中心に急激にユーザーを獲得しているマッチングアプリの「CoCome(ココミー)」は初めてのTikTokプロモーションでstudio15をパートナーに選定。クリエイターの選定から実際の施策に至るまで一連の流れを聞いた。

“広告感”があるとすぐ飛ばされる 商品訴求とのバランスが肝に

TikTokに特化したマーケティングを支援しているstudio15。代理店事業のほか、約150人を抱えるクリエイターマネジメント事業も行っている。

studio15代表取締役の岩佐琢磨氏は「TikTokは“広告感”がした瞬間にスワイプして飛ばされてしまいます。TikTokプロモーションを成功させるには、そのクリエイターらしさを活かし、広告であってもコンテンツとして成立するクリエイティブを制作することがまずスタートラインです」と語る。商材と親和性の高いクリエイターのキャスティングや、企画・クリエイティブ制作を一気通貫で提供できるのは代理店機能とマネジメント機能を有しているstudio15の強みだ。

同社はTikTokをはじめとしたクリエイター出身の社員も多く、「コンテンツとしてのおもしろさ」と「商品訴求」のバランスのコントロールができることも特徴のひとつだ。

そんなstudio15をパートナーに選んだのがGoFreshだ。同社は2021年7月に、都内の大学生を中心としたZ世代をターゲットにしたマッチングアプリ「CoCome」をローンチした。マッチングアプリの中では後発ながら、リリース後約2年で累計会員数が40万人を突破し、急成長しているサービスだ。

Z世代が対象のマッチングアプリ TikTokに軸足を移す

これまでのプロモーションはYouTubeのメガインフルエンサーとのタイアップが中心だったが、2022年秋からはTikTokに軸足を置いて広告展開している。

GoFresh代表取締役の牛頭貴大氏は「YouTubeはブランディングには適していますが、最終的な目標であるアプリダウンロードにつながっているかはわかりませんでした。一方のTikTokは、エンゲージメントが高い動画をインフィード広告の素材として活用する広告メニューのSparkAds(第三者配信)によって、ダウンロードに誘導しやすくなりました。そのためには“バズる”ことよりも、エンタメとしてもおもしろいクリエイティブがつくれるかどうかが重要だと実感しています」と語る。

「CoCome」のTikTokプロモーションでは、約30組のクリエイターを起用。「モテる友達にモテる秘訣教えてもらった話」「娘がマッチングアプリを始めた」など、クリエイターのトンマナを活かした様々な角度でサービスの良さを訴求している。広告感の無さを追求するべく動画内に「CoCome」のロゴを入れていないこともポイントだ。「2022年秋から施策を実施した結果、オーガニックダウンロード数が1.5倍になるなど、効果を実感しています」(牛頭氏)。

「TikTokは強い拡散力や秀逸なレコメンドなど他メディアにない特性があり、訴求ポイントも他媒体とは大きく異なると考えています。TikTokプロモーションを模索している企業の皆さんは、ぜひご相談ください」(岩佐氏)。

複数のクリエイターごとに訴求ポイントを分け、広告感のないエンタメコンテンツとして動画を作成。

    お問い合わせ

    studio15株式会社
    E-mail:info@studio15.co.jp(担当:岩佐)

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