オンオフ統合分析ツール「マゼラン」を提供するサイカには「PDCAのCだけではなく、その後のA→P→Dまでやってほしい」という導入企業からの要望の声が増えていた。このニーズに応えるため、今年9月、テレビCMのPDCAすべてを一貫して行う新サービスを開始した。
サイカは9月29日、オンオフ統合分析ツール「マゼラン」の機能を拡張した新サービス「XICA ADVA」をリリース。従来「マゼラン」が行っていた広告予算配分の最適化だけでなく、テレビCMのプランニング、クリエイティブ設計、バイイングまで一貫して行うテレビCMのDXとも呼べるサービスだ。「マゼラン」も「ADVA MAGELLAN」として「ADVA」の機能群に統合された。
具体的には「ADVA MAGELLAN」で広告効果を分析、最適予算配分をシミュレーションし「ADVA PLANNER」でテレビCMのメディアプランニングと出稿の最適化まで実施できるというもの。
「ADVA MAGELLAN」、「ADVA PLANNER」が提供する分析とプランニングは、5つのステップで行われる。①エリア別に成果および施策のデータをモデル化。②エリア別に全メディアを分析し、エリア×施策別に貢献値、投下コスト、貢献値単価を算出。③全国の成果を最大化する予算配分算出のため、エリア別のメディア分析結果を統合し、分析エリア毎の予算配分を算出。
精緻な分析の後、出稿に向けたプランニング作業に入っていく。まず④エリア×局別に購入単価対GRPないし購入単価対TRPを算出し、最適な出稿パターンと予算配分を決定。過去より予算を抑えてコンバージョンを増やすことができる。また、実績のあるフライトパターンから最適なものを採択しつつ、エリア別検証を繰り返すことで最適なフライトパターンを見つけ出す。
最終的には⑤テレビCMプランニング結果を反映し、全メディアの最適な予算案と成果見込みを算出。各メディア最適な予算配分案に従い、成果をシミュレーション。①~⑤のステップによってROIを改善し、成果を最大化させる最適なプランニングが可能となる。
しかし、プランニングをしても実際にその計画通りに出稿できなければ成果も把握できないし、PDCAは回せない。そこをサポートするのが、「ADVA BUYER」だ。
全国115 局(MX含む)にバイイング可能で、プランニングに沿って買い付けを行う。
「ADVA BUYER」は「成果報酬型」というのも大きな特徴。掲げた目標を達成して初めて管理進行費を支払う。顧客側が安心して活用できるのも大きなメリットだ。
今後は、テレビCMのクリエイティブ分析も可能になる予定で、クリエイティブの改善も提案していく。
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株式会社サイカ
Tel:03-6380-9357
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