まだみんなに気付かれていない 商品やサービスの『価値』の第一発見者になろう
本当は必要としている人がいるのに、気付かれず見向きもされていない考え方や、商品・サービスが世界にはたくさんある。そういうものを伝えて、人を動かす広告に興味を持ったのです。申し遅れましたが、東急エージェンシーの堀内有為子と言います。コピーライターとして先輩からの教えや体験から学び取った、自分なりのコピーを書く手順をご紹介します。
宣伝担当者が知っておきたいクリエイティブの基本
オウンドメディアは、消費者と商品の間に緩やかなつながりをつくったり、あるいは時に購買の最後の後押しになったりと多様な目的で活用が可能です。目的に応じて独自の工夫をし、成果をあげているオウンドメディアの秀逸事例を紹介します。
ワタシプラスは、化粧品や美容についての情報を扱う資生堂のWebサービス。美容に関するコンテンツとECサイトが一体となっています。
ワタシプラスの特長は、リアル店舗でのオフライン会員サービス「花椿CLUB」と連携していることです。オンラインサービスとオフラインサービスがつながっているので、ユーザーの購買記録がより正確に把握でき、「そろそろ商品を使い切りそう」などの予測が可能になっています。コンテンツで有益な情報を発信して購買へのモチベーションを上げ、同じサイト内で購入。さらに次の購入タイミングまで予想するというサイクルをうまくつくり出しています(比留間氏)。
日本コカ・コーラの、自動販売機と接続してドリンクを購入するとスタンプがたまるというスマートフォンアプリです。
Webサイトではありませんが「自社で保有し、消費者に向けて発信するメディア」という意味で、オウンドメディアと言えると思います。
このアプリが優れている点は、まず「メディア」と「決済」をシームレスにしている点。さらに、歩数でもスタンプがたまることにより、ユーザーの行動までも促進しています。ユーザーに「楽しさ」と「おトクさ」を感じさせつつ、自社の自動販売機での購入を促す、一連の流れを意識した、非常に綿密に設計されたメディアです。さらなるテクノロジーの活用により、今後さまざまなサービスへ発展することも期待ができそうです(比留間氏)。