広告を取り巻く環境が大きく変わる中で、宣伝部門に求められる役割も大きく変わりつつあります。広告戦略のプロフェッショナルとしてだけでなく、デジタルも含めたマーケティング全般へと、期待される役割は大きく広がりつつあると言えるでしょう。今、まさに社会環境は変化の途上。宣伝部も、それに合わせた変革の真っただ中にあります。だからこそ、宣伝部門にとって広告戦略の策定のみならず、組織体制や人材育成も大きな課題になっています。
前例が通用しない時代に、宣伝部門を率いるリーダーの皆さんは、どのような意識と戦略で、この状況に立ち向かおうとしているのでしょうか。注目44社の宣伝部長に、広告戦略の方針を聞きます。
21 ジェーシービー
効果検証の精緻化と、広告の固定概念からの脱却
広告・宣伝によって入会や消費行動をどれだけ促進できたのかの数値化、効果検証の高度化。従来の発想に囚われない新たな広告手法の開拓(積極的なチャレンジと検証)。
部門人数と平均所属年数 | |
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部門人数 | 14人 |
平均所属年数 | 約2.5年 |
今年注力したい施策・領域
● 企業のブランド価値を向上させること
● 商品の売上を宣伝施策で高めること
● メディアの効率的なプランニング・バイイング
22 資生堂ジャパン
デジタルとマスをニュートラルに比較し、最適解を導く
デジタルとマスをニュートラルに比較してベストなメディアやヴィークルを選定できる組織能力。
部門人数と平均所属年数 | |
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部門人数 | 25人 |
平均所属年数 | 約5年 |
今年注力したい施策・領域
● 商品の売上を宣伝施策で高めること
● 継続的な購買の促進(リテンション、リピーター獲得施策)
● メディアの効率的なプランニング・バイイング
23 象印マホービン
広告・宣伝によるブランド価値向上を継続していく
部門人数と平均所属年数 | |
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部門人数 | 7人 |
平均所属年数 | 約8年 … |
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