2020年、コロナ下で需要が高まっているのが加湿器だ。新潟の工場内ですべて製造されているダイニチ工業の加湿器。メディア露出前年比550%超の裏側には撮れる画の豊富さがあった。


製造工場の中を公開
新潟にある加湿器製造工場。同社主力製品である石油ファンヒーターの工場や、運転音などを測定する試験室(下)などもメディアの要望に応じて公開。テレビ放送後、「国内でつくっているんだ」「使っている加湿器がダイニチ工業のだと知りました!」という声も。
新型コロナ感染対策の一環として近年需要が大幅にアップしている加湿器。そんな加湿器メーカーの中で、7年連続の販売数トップを誇る(*1)のが、新潟で加湿器のほか石油ファンヒーターなどを製造しているダイニチ工業だ。
*1 全国有力家電量販店の販売実績集計/GfK Japan調べ
撮影をスムーズに行うコツとは
コロナ下で前年比550%以上のメディア露出件数となったという同社だが、テレビ出演はコロナ以前から活発であった。
2019年1月の『カンブリア宮殿』(テレビ東京)での出演が大きかったと、同社広報室 小出和広氏は話す。
「弊社は新潟ですべての製品を製造しています。この番組を見ていただいたテレビ制作者の方々に『ダイニチ工業の工場がすごい!国内ですべて製造していて画が撮れる』という認識をもってもらえたのが次の取材にもつながったように思えます。どのように製品がつくられているのか。メディアの方は...