テレビ露出は放送後すぐに反響があるなど効果が即時にでる一方で、一時的に盛り上がって終わってしまう危険性もはらんでいる。更なるパブリシティにつなげていくために効果的なアイデアとは?ドラマの美術協力での露出をその後のプロモーションにも活かしているリグナの例を紹介する。
2003年設立のリグナは、家具・インテリアの実店舗販売、ECサイト「Rigna」の運営をはじめ、最近ではCGパース、VRの制作など「人々のライフスタイルに情緒的価値を生み出す」をミッションとした空間創造事業を展開している。
同社会長の小澤良介氏が2010年、木村拓哉が家具インテリア会社社長を演じた月9ドラマ『月の恋人』(フジテレビ)の監修を務めたことに端を発して、その後も数多くのドラマから美術協力依頼を受けてきた。
美術協力担当の西平友氏はその要因を、「美術協力は担当者の口コミからお声掛けいただくことがほとんどです。1回1回の満足度が次の依頼につながると思っています。『月の恋人』は日本の家具に焦点を当てたいというドラマのコンセプトと、私たちが国内メーカーを多く取り扱っているという強みがマッチした経緯がありました。インテリアコーディネートに...
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