近年、“ととのう”などの新しい楽しみ方とともにブームになっているサウナ。そんなサウナをテーマとしたドラマ『サ道』(テレビ東京、2019年7月期)で原田泰造演じる主人公らの行きつけ店として毎回登場したのが、東京・上野にある「サウナ&カプセルホテル北欧」である。ロケ地協力をきっかけに新規顧客からファンの声を収集。社会のニーズにあった活動でさらなる露出につなげている、北欧の支配人に話を聞いた。
東京上野にあるサウナ&カプセルホテル「北欧」。2019年7月から放送されたドラマ『サ道』(テレビ東京)で、原田泰造演じる主人公と仲間の2人が行きつけのサウナとして毎回登場するのがこの「北欧」である。
放映後の利用者数は3~4倍になり、テレビの影響力は絶大だったという。「実際は10倍近くの人に足を運んでいただいていたと思います。開店前から並んでいただいて、ほとんど方にはお断りをしなければいけない反響ぶりでした」と支配人の菅剛史氏は振り返る。
サウナだけでなく外気浴が楽しめるスペースやレストランを備えているなど、原作の漫画でサウナの新しい楽しみ方として打ち出されている“ととのう(サウナの一連の動きでトランス状態になること)”ための環境の良さがロケ地に選ばれた決め手だったという。
「ロケ地協力は今のお客さんたちに迷惑がかかるかもしれないと悩みましたが、思い切って挑戦してみたことでいい循環が生まれていると強く感じます。今までの宣伝活動では生まれなかった接点が...
あと57%