薄皮の中にぎっしり詰まった、断面の美しいあんこが特徴のパン。東京江東区にある地域密着型のベーカリー・メイカセブンの人気商品だ。様々な番組から出演依頼が続き、ついにはドキュメンタリー番組からも声が掛かった。


インパクトあるあんぱん。その源泉は店長の挑戦心
メイカセブンの店長・関口明美氏。下は、メイカセブンの目玉商品「うす皮あんパン」。約200グラムのあんこがたっぷり詰まっている。
口コミで話題となり、今や継続的にメディア取材が舞い込むようになったメイカセブン。その理由のひとつに商品の「うす皮あんパン」がある。約200グラムのあんこを薄皮の生地に詰めた結果、断面はほぼあんこになるなど、非常にテレビ映えする。
ベーカリーがイベントも開催
メイカセブンにはパンを販売しているだけでない店独自の“意外性”がある。そこに今回は注目したい。
例えば、イベント開催。店長の関口明美氏は「うちは店舗内で絵本の読み聞かせなどイベントもやっていて、それが理由で様々な人が訪れます」と語る。イベントを始めた理由は。「読み聞かせを通じて、地域の人たちにとってほっとできる空間として店を使えないか、と考えました。そこで、読み聞かせができる人を募集して、月1回の頻度で始めました」。そうして、かれこれ5年近く続けているという。
こうした活動がどのようにテレビ露出につながっているのか。例えば、2016年、地元商店街のイベントに参加。メイカセブンは...
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