箱根駅伝?大嫌いです(笑) 近畿大学×東洋大学のキーパーソンが初対談
大学をはじめとする教育機関にも今、PRの力が求められている。今回は東西を代表して近畿大学の世耕石弘氏、東洋大学の榊原康貴氏が初対面。ともに2014年度の入試からいち早く完全ネット出願に切り替え、志願者数ランキングでも上位を占めるほか、それぞれの形で「攻めの広報」を展開し続けている。そして奇遇にも、1969年生まれ同士という両名による公開対談を行った。
社会に広がるPRの力
年間約300件─。石川県七尾市の広報誌『七尾ごころ』が2015年に実際に取材した件数だ。自ら写真撮影、インタビュー原稿作成まで行っている広報広聴課の川向藤和さんは、自治体や地域の活性化における「広報」の役割をどのように捉えているのだろうか。
『七尾ごころ』が発行されたのは2013年の5月号から。その前の誌名は『広報七尾』だったんです。『七尾ごころ』の名前には、「七尾市に暮らす人々の優しい心を表現したい」「市民の気持ちを伝え、市民と市政をつなぐ大切なメディアでありたい」という思いが込められています。その方針が伝わり、結果として入賞につながったのかもしれません。
2015年度は1年間で約300件の取材を行いました。とにかく地域の方たちに一人でも多く登場してもらおうと自分の中で決めて、触れ合いながら声を集めるようにしています。徐々に広報広聴課に情報が集まるようになり、とても刺激に満ちた一年でした。
最近では3月に「能登和倉万葉の里マラソン2016」の取材のため、自らフルマラソンに参加したことも。沿道よりもコースからの方が応援している方々も …