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社会に広がるPRの力

病院の広報戦略に迫る「デザインの力が、命を救うかもしれない」

小倉記念病院 松本 卓さん(企画広報課)

企画広報課では、実際の手術など治療現場にも取材・撮影に出向く。

心臓血管病センターをはじめ27の診療科を持つ福岡県北九州市の小倉記念病院。今年創立100周年を迎えるが、病院長の交代を機に2014年から広報活動をスタートさせた。企画広報課の松本卓さんが考える、医療機関における広報の役割とは何か。

広報の対象は「地域の人々」

─病院として広報に力を入れるようになった経緯を教えてください。

2014年4月に着任した現病院長の永田泉先生が、「これからは病院が選ばれる時代になる」という考えのもとで広報に力を入れる方針を打ち出したことが始まりです。

前病院長の延吉正清先生は「心臓カテーテル治療における神の手」と言われ、テレビ番組で取り上げられるような、いわば広告塔のような存在でした。その院長が退任となり、病院としてのブランドを再構築しよう、ということになったのです。永田院長の着任後すぐに企画広報課が設置され、「いつもの暮らしに、いつものあなた」というコンセプトが決まりました。

医師に完成した広報誌を届けるなど日々の密なコミュニケーションも(右が松本さん)。

─地場の企業と連携した広報活動にも乗り出していらっしゃいます。

病院のターゲットは患者さんとそのご家族ですが、地域の開業医の先生たちも含まれます。開業医の先生方から患者さんを紹介してもらえるよう、我々のような地域医療支援病院は自院のカレンダーやボールペンなどを携えて先生方に挨拶回りを行っています …

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