日本唯一の広報・IR・リスクの専門メディア

           

イントラネットの導入と活用

年間のべ65万投稿、ヤマト運輸のイントラネット「満足BANK」が続く理由

ヤマト運輸

全国約4000の集配拠点を構え、約16万人の社員が所属するヤマト運輸。2002年に導入したイントラネットには社員参加型のコンテンツが存在する。その代表格が、「満足創造」という経営方針のもと社員が互いを褒め合う「満足BANK」だ。

ヤマト運輸

「満足BANK」

img01

褒められた人のコメントから、一部のコメントをピックアップして紹介する事例紹介コーナー「満足広場」というコンテンツもある。

基本情報
開設時期 2008年
成果 約65万件の「褒める」投稿/年
管轄する部署 広報戦略部広報戦略課/育成戦略部
更新体制 「今日はお世話になりました」や「○○さんから教えてもらった電話対応での話し方のコツが大変わかりやすかったです」といった、数々の感謝やお褒めのコメントが日々投稿されている。誰かを褒めたいときには上司から部下へだけでなく、部下から上司へ、はたまたエリアを越えて全国各地の社員へコメントを投稿することができる。

16万人に向けた社内広報

ヤマトホールディングスの中核事業会社として、宅急便などの輸送事業を手掛けるヤマト運輸。約16万人もの社員が所属する同社にとって、社内広報活動が果たす役割は大きい。「これほど規模が大きいと、社員全員が同じ目標、同じ方向を持って前に進んでいくことは容易ではありません。だからこそ、社内広報による情報発信は重要」と話すのは、広報戦略部広報戦略課の野呂拓郎氏だ。

同部のスタッフ数は10人。今年の4月まで、広報業務はCSR推進部広報課が、宣伝業務は営業戦略課が担っていたが、両方の機能を持った「広報戦略部」へと組織改正を行った。その名のとおり、戦略的な“攻めの広報”に転じるという決意を込めたもので、あらゆるステークホルダーを対象とした広報活動はもちろん、CMなど宣伝活動なども担う。中でも社内への情報発信では、月刊の『ヤマトニュース』や「宅急便の取扱店」向けの情報誌などの印刷物と、イントラネットを併用してきた。

そんな同社がウェブ上のポータルサイトとして本格的にイントラネットを導入したのは …

あと68%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

イントラネットの導入と活用 の記事一覧

スマイルズ、スマホで読めるウェブマガジン式の社内報を導入 社外にも公開へ
2014年に新社長就任のダイドードリンコ、イントラネット活用と閲覧率アップの方法
年間のべ65万投稿、ヤマト運輸のイントラネット「満足BANK」が続く理由(この記事です)
サイバーエージェント、新設の専任チームでイントラネット「CyBAR」刷新の裏側

おすすめの連載

特集・連載一覧をみる
広報会議Topへ戻る

無料で読める「本日の記事」を
メールでお届けします。

メールマガジンに登録する