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攻勢の販促キャンペーン

西友、店頭とオンラインの連動で野菜の「ちょい足し」を促進

西友「ちょい足し野菜」プロジェクト

2019年から「野菜にまつわる困りごと」を軸にキャンペーンを行う西友。8月31日の「野菜の日」には、野菜不足を解消するプロジェクトを開始した。店頭とオンラインとの連動企画で、ライブ配信は約1万4000人の視聴があった。

西友は8月31日、「野菜の日」を皮切りに「ちょい足し野菜」プロジェクトをスタートした。日本人の野菜不足解消をテーマに「毎日あと60gだけ野菜の摂取量を増やそう」と呼びかけ、レシピ提案で野菜の販促につなげている。

青果の売上が2ケタ増

同社は2019年から「野菜にまつわる困りごとを解消する」という軸で、キャンペーンを実施してきた。

第1弾は、野菜が苦手な子どもでもおいしく食べられる料理を開発する「80%のこどもが認めた野菜料理 KIDS LOVE VEGETABLES」(2019年11月〜)。にんじんとブロッコリーを使った野菜料理を100人の幼稚園児に試食してもらい、80%以上の支持を受ける料理を検証した。ウェブコンテンツと売り場をリンクさせ、動画の再生回数は約100万回、レシピ配布数は1カ月ほどで約50万枚、青果全体の売上も2ケタ増を遂げた。

2020年7月にスタートした第2弾では、「世界一嫌われるレストラン」をオープン。コンセプトムービーでは、料理研究家のジョーさん。が開発した苦手野菜克服メニューを野菜嫌いの大人に食べてもらうという内容。一連の動画は再生回数が500万回と大きな反響を呼んだ。

そして第3弾が今回の「ちょい足し野菜プロジェクト」。企画の経緯について、西友 商品本部マーケティング部の小尾秀男氏(シニア・ダイレクター)は「新型コロナウイルスの影響で外食が減り、家庭で調理して食べる方が増えています。簡単でおいしく野菜を食べられる方法を提案して、野菜不足解消に貢献したいと考えました」と話す。

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