6月24日にJR横浜駅西口に開業したニュウマン横浜(ルミネ)。オープンから5日間は事前予約制を導入するなど、ニューノーマルな施設運営を模索している。
JR横浜駅西口にオープンしたニュウマン横浜(ルミネ)は、ファッション、コスメ、飲食店など115店が出店する商業施設。5月30日に開業予定だったが、新型コロナウイルスの影響で6月24日まで延期となった。
ブランドのストーリーを伝える
30〜40代の“大人の女性”を主なターゲットに据えるニュウマン横浜。開発コンセプトは「STORY…ING」=「新時代を自由に生きるヒトとともに、STORY(=物語)をクリエイションし続ける場所」である。
同店副店長兼営業部長の前田純子氏は「近年、商品の歴史や背景まで知りたいという、本物や上質にこだわる消費者が増加しています。そうした方々の期待に応えられるような施設をつくりました」と明かす。そのため、同社で初めてラグジュアリーブランドを誘致した。
また、地域密着型の企画として、ルミネプロデュースの自主編集ゾーン「2416MARKET」を開設。「もっと地元が好きになる」をコンセプトに、神奈川県産の食材を使った飲食店や、同県出身のクリエイターや企業によるプロダクト販売などを行う7つのショップが入る大型マーケットだ。
コロナ禍でECでの購買が増加するなか、ニュウマン横浜ではリアル店舗ならではの価値として「消費者に各ブランドのストーリーをしっかり伝え、根強いファンをつくること」を追求している。前田氏は「ECは過去のデータに基づいたレコメンド機能が特徴です。一方で、店舗での販売員の説明には、思いもよらなかったような新しい発見もあります」と語る。
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