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訪日客対応の自販機ほか12月のSPニュース振り返り(前編)

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<インバウンド需要>
英語で『朝専用』の意味話す アサヒ、訪日客対応の自販機

日本人にとっては見慣れた自動販売機だが、訪日観光客は珍しく感じるケースも少なくない。彼らが「商品を判断できず、買い控えている」とすれば、英語対応型自販機は、大きな消費の源になりそうだ。

アサヒ飲料は1月6日、訪日観光客向けに英語音声で缶コーヒーなどの商品を説明する「対話型自動販売機」の実証実験を始める。「訪日観光客が自販機での購入をためらっている」とする、アサヒグループホールディングス・お客様生活文化研究所の調べにもとづいて企画した。

2月まで設置し、実証機を利用した人のデータを蓄積・分析した上で、訪日観光客の商品購入やリピートを促す施策につなげる。中国語でも実施する予定。

東京・浅草寺の雷門付近に1台設置する。タブレット型端末を備えており、利用者が画面をタッチしたり音声で話しかけたりすると、商品説明を英語で聞ける。

缶コーヒー「WANDA(ワンダ)」なら、「朝に飲むのにぴったりな商品ですが、午後に飲んでもおいしいですよ」などと話す。対応商品は23点。

話しかけた音声は、インターネットを介してサーバでテキストに変換、解析後に適切な回答を選び、音声に変換して流す仕組み。応答には平均で数秒かかるという。音声処理や自然言語処理は米マイクロソフトのサービスを活用し、野村総合研究所が実証機を開発した。

<越境Eコマース>
楽天、JDワールドワイドに出店 「楽天市場」の商品販売

2012年に中国でのEコマース事業から撤退していた楽天。市場2位の京東と組み、再起を図る。

楽天は12月16日、中国Eコマース大手の京東集団が運営する越境Eコマース(EC)サイト「JDワールドワイド」に楽天市場の旗艦店を出店すると発表した。同日からJDワールドワイド上で、ネットモール「楽天市場」の商品の販売を始めた。化粧品や菓子、健康食品を中心に、今後順次拡大する予定。

中国向けでは、日本市場でまず人気を集めたものが買われる傾向があり ...

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